中部
電力会社の管内(電柱の特徴の前提)
- 地方区分と電力会社の管内がずれる。新潟は東北電力、山梨と静岡東部(富士川より東。伊豆を含む)は東京電力、富山・石川・福井北部(敦賀市まで)は北陸電力、福井の美浜町から西(若狭地方)は関西電力。長野・岐阜・静岡西部・愛知(と三重の大半)は中部電力。岐阜にも北陸電力の地域が一部ある
北陸:電柱(北陸電力管内:富山・石川・福井北部)
- 柱頂部が2枚の板を合わせたテント形
- 柱頂部で電線を留める碍子の間隔が狭く、全体にコンパクトな形が多い
- 電柱の下の方に黒黄の反射材が切れ目のあるらせん状に巻かれる。他の地域は板状の反射板が普通で、らせん状は北陸電力だけ
- 高圧線に色付きの目印が付くことが多い
- 変圧器の取り付けに横棒がない
北陸:NTTプレート
- 富山・石川・福井ではNTTのプレートが横長で、横向きに付く(若狭の関西電力管内も同じ)。新潟・長野にも横向きのものがあるので、電力会社と合わせて見る
北陸:信号機
- 新潟・富山・福井は縦型が多い。同じ北陸でも石川はほとんど横型
北陸:雪国の設備
- 市街地の道路に消雪パイプ(路面から地下水を散水するノズル)。地下水の鉄分で路面が茶色や赤っぽく染まる。北陸3県と新潟に特に多い(近畿の北部にもある)
- 下部に太めの赤白の帯が入ったスノーポールは富山か福井。全国でもほぼこの2県
- 同じ形で帯が黄色のスノーポールは石川に多い。岩手など他県にもあるので確定はできない
- 新潟の高地には非常に背の高いスノーポールがある(長野・岐阜と同じ)
- 消火栓は新潟で約5割が地上式。富山・石川は雪国だが地下式が中心(2016年度)
北陸:瓦の色
- 北陸3県は瓦の色で見分けやすい。黒く艶のある瓦ばかりなら富山か能登、赤い瓦の割合が高ければ加賀、青みがかった灰色の瓦なら福井(越前)
- 青みがかった灰色の瓦は新潟にも多いので、電力会社と合わせて見る
北陸:地形(東に見える山)
- 富山は東に立山連峰の高い雪山が南北に壁のように連なる。石川(加賀)は東の山が富山より低く、手前に低い山、奥に高い山(白山)。福井北部は東に低い山が見えるだけで、奥に高い山がない
中央高地・東海:電柱(中部電力管内:長野・岐阜・静岡西部・愛知)
- 電力のプレートは角の丸い楕円形。この形は中部電力だけ
- 変圧器の上の支えの金具が左右斜めに伸びて三角形になる(中部電力特有)。細い金具で付けることもある。変圧器に黄色の番号と黒い端子
- 柱頂部は先端の大きいテント形や、横棒の短い音叉形
- 電柱の反射板は黒い縁取りと文字入りのものが多い(要確認)
- 支線ガードは黒黄の幅広い縞で下が太い。黒・黄の長い区間が2回ずつ繰り返す。黒黄の縞自体は他の地域にもあるが、区間が長いのが中部電力の特徴。沖縄電力にも同じものがあるが、景色で区別できる
- 中部電力の管内でNTTのプレートが横向きなら長野
中央高地・東海:雪国の設備
- 長野・岐阜の高地には非常に背の高いスノーポールがある(新潟にもある)
- 消火栓は長野(約65%)・岐阜(約4割)で地上式が多い(2016年度)
中央高地・東海:家・屋根
- 一般的な瓦屋根の家が多い
- 瓦の雪止め(瓦から飛び出た突起)は岐阜では付く家が多く、愛知・静岡では付かないことが多い(要確認)
- 長野北部(野沢温泉・白馬など雪の多い地域)や岐阜北部(飛騨)には、東北のような金属屋根の家が多い。景色が東北に見えても、中部電力の電柱ならこのあたり
中央高地・東海:地形
- 長野や岐阜南東部(中津川など)の田舎は、傾斜地の畑や段々の田んぼが多い
- 中部電力の管内で、平地から南に山が見えるのはほぼ三重の松阪から南だけ。静岡・愛知などは南が海で、南に山がない